阿佐見昭彦インターネットギャラリー
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作品
Ambiguous Memory
YUKIZURI-1 ゆきずり-1
YUKIZURI-2 ゆきずり-2
YUKIZURI in Venice ヴェニスでゆきずり
YUKIZURI in Morocco モロッコでゆきずり
Symbols in the cities-1 都市の記号-1
Symbols in the cities-2 都市の記号-2
Eyes in Venice ヴェニスの眼
Paris capricieux 気まぐれパリ
Nargile in Istanbul イスタンブール 男達の水煙管
Labyrinth of gaze in Venice 視線の迷宮ヴェニス
写真集《YUKIZURI》に対するジャン・ヌーヴェル氏の寄稿
フランス・トゥルコアン市HELIO写真協会会長 J.P.サロモン氏の評論
モノクローム写真について

彫刻

建築

著作


 
写真

  Symbols in the cities-1 都市の記号-1

SIC-001
SIC-001
SIC-002
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SIC-003
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SIC-004
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SIC-005
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SIC-006
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SIC-007
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SIC-009
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SIC-010
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SIC-011
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SIC-012
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SIC-013
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SIC-014
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SIC-015
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SIC-016
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SIC-017
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SIC-019
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SIC-020
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[Symbols in the cities-1 “都市の記号-1”]建築は都市の記号である。平面形や形態や装飾は、機能表現や単なるデコレーションではなく、嘗ては情報―記号、であった。基本的な機能を満足させる建築を造ることは当然とはいえ、人類の長い歴史の流れの中で、建築は意味の表徴の役割を果たしてきた。ピラミッドや中世ヨーロッパのカテドラル、城や宮殿、そしてまた多くの現代建築もそのプロパガンダ的役割においては然りである。人類の最大の発明が文字―記号、であることは論を待たないが、この文字―記号、により組み立てられた最も複雑なシステムである言語と並び、建築も、形態―記号、により構築された最も重要な創造物である。建築はその用途や形態が、またそのファサードや各部のエレメントが、そして更には材料やディテールが、それぞれ記号の役目を果たしてきた。しかし建築は文字や言語とは異なり記号そのものではないために、文字を読み書き出来るものが少数であった時代、一般社会では建築の意味の理解は単純なものに限られた。これはむしろ好都合な面も多く、当時の権力者、資本家、一部の知識人達はこの点を良く理解し、建築に様々な期待を込め、建築という記号を借りて対外的に意味の表徴の役割を果たさせてきた。多くの現代建築もこのように見なすことが出来るわけで、建築の設計図そのものが記号化の結果であるが、最終的に、建築家は施主や社会から託された多くの意味を記号化する事をその主要な職能としてきたともいえる。意味の記号化の結果が建築であり、その集積が都市を形成してきた歴史を顧みて、私はかねがね建築に託された、またはそこに潜む記号を撮影という手段によって、記号の意図の一端を顕在化させられればと思っている。

 

 
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